街歩きの楽しさを倍増させるカメラ、それがRICOH GR IIIです。
手のひらサイズのコンパクトなボディに高性能を詰め込んだこのカメラは、スナップ写真を愛する人々にとって理想的な相棒となっています。
特に、アップデートで追加された「ネガフィルム調」イメージコントロールは、1970年代のフィルム写真を彷彿とさせる柔らかい色味と独特の風合いを再現し、日常の何気ない瞬間を特別な一枚に変えてくれます。
今回の記事では、神楽坂の夜景を舞台に、この「ネガフィルム調」を活用して撮影した作例をご紹介します。
歴史とモダンが交錯する街並みが、GR IIIの描写力によってどのように映し出されるのか、その魅力を存分にお伝えします!
使用機材
こちらのRICOH GRⅢを使用しています。
GRⅢのバッテリーは消耗が早いので、予備バッテリーは持っていた方が安心です。
チャージャーも用意しておくと充電しやすくて非常に便利ですね。Type-Cでできます。
夜景を撮る時のおすすめ撮影設定
夜景を撮る時は以下のような設定にしています。
撮影モード | M(マニュアル) |
シャッタースピード | 1/50 |
絞り | F2.8 |
ISO感度 | オート(上限3200) |
ホワイトバランス | オート |
イメージコントロール | スタンダード(後からカメラ内現像で変更) |
夜のストリートスナップを撮るのには、駆動性が重要だと考えます。
GR3の電源オンから0.8秒の起動時間を活かしつつ、街の良いと思った瞬間を逃さず収めるには、ある程度決め打ちで臨んでおきたいと思い、この設定にしています。
一方、ISO感度はある程度上がるのは仕方ないと踏んでいますが、上限は3200にしておきます。
イメージコントロールとは?
RICOH GR IIIの「イメージコントロール」は、撮影時に写真の仕上がりを自在に調整できる機能です。
この機能は「画像設定」と「エフェクト」を統合したもので、撮影者が求めるテイストをリアルタイムで確認しながら反映させることができます
他社との違い
RICOHのイメージコントロールは、FUJIFILMの「フィルムシミュレーション」やCanonの「ピクチャースタイル」などと同様に、アナログフィルムを意識した仕上がりが特徴ですが、特にGR IIIでは直感的な操作性と細かな調整機能が強みです。
今回の場合は「スタンダード」で撮影し、カメラ内RAW現像機能で「ネガフィルム調」に変更しました。
カメラ内RAW現像の手順

RICOH GR IIIでのカメラ内RAW現像は、撮影後にRAWデータをカメラ内で加工し、JPEGとして保存できる便利な機能です。以下にその具体的な操作手順を説明します。
- 記録形式を確認
RAW現像を行うには、撮影時に記録形式を「RAW」または「RAW+JPEG」に設定しておく必要があります。JPEGのみの設定では現像ができないため、事前に確認してください。 - 現像したい画像を選択
カメラの再生モードで、現像したいRAWファイルを表示します。十字キーを使って目的の画像まで移動してください。 - RAW現像モードに入る
再生画面でカメラ左側面の録画ボタン(またはMENUボタンから「RAW現像」を選択)を押すと、RAW現像画面が表示されます。 - パラメータの調整
RAW現像画面では以下のパラメータを調整できます:- JPEGサイズ
- アスペクト比
- ホワイトバランス
- イメージコントロール(例:ネガフィルム調やポジフィルム調など)
- 明るさやコントラスト
- 周辺光量補正(ビネッティング)など。
- 現像実行
設定が完了したら、「OK」ボタンを押して現像を実行します。JPEGとして新たに保存されるため、元のRAWデータはそのまま残ります。 - 追加編集や終了
現像後、同じRAWファイルで別の設定を試したい場合は「継続」を選択し、再度編集可能です。終了する場合は「終了」を選びます。
GRⅢでスナップを撮影した作例
神楽坂の夜景をRICOH GR IIIで撮影し、「ネガフィルム調」を活用して仕上げた作例をご紹介します。
歴史ある石畳の路地や温かみのある街灯、そして現代的な建物が織りなす独特の雰囲気を、このカメラならではの描写力で切り取った一枚一枚をぜひお楽しみください。
ネガフィルム調がもたらす懐かしくも新しい表現が、夜の街歩きをさらに魅力的に彩ります。
GR3が気になったら…レンタルもおすすめ
RICOH GR3は、その高い性能と携帯性から、多くの写真愛好家に支持されているカメラです。
しかし、購入を検討する際、「自分の撮影スタイルに合うのか?」「本当に満足できるのか?」といった不安を感じる方もいるのではないでしょうか。
そんな方には、購入前にレンタルで試してみることをおすすめします!
レンタルのメリット
- 購入前にじっくり試せる
実際に手に取って撮影してみることで、GR3の操作感や画質、携帯性が自分に合うかどうかを確認できます。 - コストを抑えられる
高価なカメラをいきなり購入するリスクを避け、少ない費用で気軽に試せます。 - 特定のシーンで使いたい場合にも便利
旅行やイベントなど、特定の期間だけ高性能なカメラが必要な場合にもレンタルは最適です。
どこでレンタルできる?
現在、多くのカメラレンタルサービスがオンラインで利用可能です。以下のようなサービスをチェックしてみましょう。

レンタル後は購入もスムーズ!
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高価な買い物は失敗したくないですよね。まずは試してみるのも手です!